以下、引用です。
1.これは子どもたち自身のバスケットボール人生であり、あなたのものではないということを受け入れなければならない。彼らの代わりとなって歩んではならない。子どもをサポートし、勇気づけてあげられる親であることに集中すること。
2.コーチは勝つためにチームにチャンスを与えられる選手や、戦うし姿勢を持つ選手、毎日努力する選手、どのようなものでも自身の役割を受け入れる選手、そしてチームの文化に同意してくれる選手を好む。これが真実だ。もしコーチがあなたの子どもを好きでないとしたら、これらの内どれからが欠けていると考えなければならない。
3.プレイングタイムに関しては、コーチは勝ちたいと思っているし、チームもとにかく勝ちたいと思っている。あなたの子どもがそれに貢献できるのであればプレイングタイムを得られるだろうが、そうでなければ出ることはできない。
4.多くの場合、コーチはワークアウトからプラクティス、ミーティング、試合やその映像まで全てを見ているため、適切なプレイングタイムを評価して決定できる最適なポジションにいる。親は多くの場合試合の現場しか見ることはなく、不完全なイメージしか見ることはできない。
5.多くの場合、経験と指導する能力の両方において、通常コーチは優れたバスケットボールIQと試合における一般知識を有している。したがって、コーチのX&O(戦術)についてや選手の能力における判断基準について質問することは不適切である。
6.応援席から子どもに向かって支持をするのはやめなさい。子どもたちが指示を受けるべき声は、自分のコーチングスタッフからのものだけだ。彼らを勇気づけることだけがあなたがするべきことで、あなたは彼らのコーチではない。それはあなたの仕事ではないのだ。
7.あなたは世界中の何よりも子どもを愛している。常に彼らにとってベストなものを欲している。それは理解できるし尊敬する。しかしコーチの義務はチームにとってベストのことをすることなのだ。多くの場合、あなたが子どもにしてあげたいと思うこととチームにとってベストなことを異なるものだ。
8.プレイングタイムと戦略、そしてほかの選手のことについて、決してコーチと議論してはならない。絶対だ。これら3つはコーチにとっての聖域なのだ。
9.政治的な工作はあなたの子どもがプレイングタイムを得ることに何の意味もなさない。例えば「私はジェフリーがもっとプレイングタイムを得るべきだと考える。何故なら彼の母親が充分なプレイングタイムを得ていないと考えているからだ」といった声明は、高校バスケ史上今まで聞かれたことはない。
10.ミーティングのスケジュールを確保することによって、あらゆる関心事や質問、不安などを、あなたの子どもとコーチが直接コミュニケートすることを促すべきだ。これは親としての私の信念だが、親は単に観察者として正しいミーティングの機会を設けなければならないが、議論は子どもとコーチの間だけで行なわれなければならない。
11.練習の帰途や家族との食事中に、コーチに対して間接的に攻撃してはならない。「あなたのコーチは何を考えているのか分からない」「あなたが何故もっと試合に出られないのか理解できない」といった批判は、子どもにとって気持ちのよいものではない。あなたの意見が理解できるものだとしてもだ。それは単に悪い心構えや言い訳を作ることにしかならず、どちらも歓迎できないものだ。
12.あなたの子どもが思うほどにプレイングタイムを得られなかったり、試合に出ることができないとしたら、それを強力なティーチングツールとして使いなさい。プレイングタイムを得られる方法や、今とは異なる結果を得るためにこれからできることを教えるのです。
13.レフェリーに文句を言うのはやめなさい。それは子どもに悪い例を示すことになり、あなたを愚かに見せる。レフェリーはベストを尽くしている。通常レフェリーは、親よりも正確なジャッジをするために最適な位置にいるし、ルールについての深い理解を有している。私はまた、高校バスケ史上でこんな声明も耳にしたことはない。「試合を止めてください。皆さんすみません。スタンドの母親の意見は正しい。彼女の息子は先ほどのプレーでファウルをされました」。
14.あなたの子どもがプロになる可能性はほとんどない。これは事実であり、統計として大学でプレイできる子どももほんのわずかしか存在しない。だから彼らに楽しい旅路を過ごしてもらおう。あなたが思うよりも早く、彼らがプレイできる日々は終わるのだ。彼らの成長にとって必要な人生の教訓を教えるために、バスケットボールを活用してほしい。
15.子どもにプレッシャーをかけすぎてはならない。勇気づけたり提案したり、高いスタンダードを子どもに持たせるようにするのはよいだろう。しかし余計な練習を強制してはならない。それは子ども自身から発せられなければならない。もし彼らが自身からより多くの練習を望むのであれば、サポートしてあげてほしい。もしそれを望まなかったりほんの僅かしか望まず、それでプレイングタイムを充分に得られなければ、最後に彼らは人生の大事な教訓を学ぶことができるだろう。
16.あなたができるベストなことの1つは、子どものコーチと素晴らしい関係を築くことだ。
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通りすがり (木曜日, 30 1月 2014 18:35)
まさにその通りだと思います。わが子を思う気持ちが逆にわが子を間違った方向へ導く・・・。最近のミニバスではよく見られる光景です。「コーチを信じて預ける」それが全てです。
BB大好きオヤジ (木曜日, 30 1月 2014 20:32)
> 通りすがり様
コメントありがとうございます。
私の経験からも、保護者は子供の前に立って、思う方向にグイグイ引っ張るのではなく、間違いそうになった時、立ち止まりそうになったときに、後ろからそっと背中を押してあげる存在であって欲しいと思います。
主役は子供達です。指導者でも保護者でもありません。子供達の将来のことを一番に考えて欲しいものですね。ミニバスが、その一助であって欲しいと思います。
通りすがり (火曜日, 25 2月 2014 10:58)
16のルールは親への縛り?
結果チームを去るしかないのですね。
BB大好きオヤジ (火曜日, 25 2月 2014 13:24)
>通りすがり様
コメントありがとうございます。
コメントの意図は、よく理解できませんが、私個人の見解です。
親への縛り......と捉えるよりも、主役は子供たちと捉えていた
だいた方が良いかも知れません。
私も息子がバスケを始めてから、ずっと見守ってきましたが、
(小3で始めて、大学まで.....そして今春卒業です。
関東や関西での試合を除き、ほぼ全試合を見てきました)
特にミニバスでは、ギャラリーから大声で応援というより
叱咤する保護者をたくさん見てきました。
自分の子供だけじゃなく、チームメイトにもです。
プレイタイムが少ないことを、指導者や他の子供(保護者含む)
のせいにしたり.....
正直、あまり気分の良いものではありませんでした。
ゲーム中は当然ミスもありますし、練習通りにいかないことの方が
多いと思いますが、子供たちは一生懸命やっているのに...です。
ゲームに出れなくても、楽しくバスケを続けているのに...です。
そういう姿を、暖かく見守り、サポートする保護者であって
欲しいと思います。
キツく、ツラいことも多いと思いますが、それを乗り越える術と
精神力を身につける......
そんな人間形成の場であって欲しいと願っていますし、
その中心は、子供たちであって欲しいと思います。
保護者同士の確執などで、子供たちからバスケを奪って欲しく
ないとも思います(何人かいらっしゃいました)。
私の息子二人は、ミニバスから始めたバスケで、学校生活では
体験できないことを、たくさん学んでくれたと思います。
仲間の大切さや目上の人との付き合い方、いろんなことを学ばせて
いただきました。
これから先も必ず役に立つと信じています。
通りすがり (火曜日, 25 2月 2014 16:35)
>BB大好きオヤジ様
ミニバスは親御さんの協力あって成り立つと思うのですが…
監督やコーチが子供達を送迎しますか?遠征先で子供達と一緒に昼食を食べますか?
主役は子供達と言いながら、親が指導者の世話をするのはおかしくないですか?結果指導者の機嫌を取らないといけないのではないでしょうか。
そうして生まれるのがプレイングタイムだと思います。
BB大好きオヤジ (火曜日, 25 2月 2014 19:59)
>通りすがり様
おっしゃる通り、保護者の協力なくしては成り立ちません。
私には「指導者の機嫌を取る」という感覚が良く分かりませんが、
どのチームでも指導者はほぼ毎日体育館で子供たちを見ています。
そこに報酬は発生していません。
お世話と言っても、お茶を出したり、弁当を準備したり・・・
程度のことだと思うのですが、ちょっとしたお礼程度に考えれば
良いのではないでしょうか。
私も会長をしていたので、指導者と保護者の間の意思疎通には
苦労しました(笑)
きちんとコミュニケーションが取れていれば、全く問題ないこと
だと思います。
息子がミニバスを引退して7年.....
最近のチームの事情もよくわからない上で書かせていただいています。
ただ、7年(上の子は10年)経った今でも、彼らが体育館に足を
運ぶのは、彼らの長いバスケ生活の原点がソコにあるからだと思います。
いまだに靴はちゃんと揃えるし、挨拶もきちんとできるし、ミニバスが
なかったら、こうはなっていないかも知れません。
まだ、私がホームページを運営しているのも、ミニバスへの恩返し
(のつもり....笑)です。